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人の性格と研修

筆者は採用活動に関しては、即戦力をターゲットとするよりも、研修・教育を施して伸ばせるタイプの応募者を採用した方が良いと考えています。しかし教育にも限度があることをよく理解しています。何しろ教育の対象となる人は皆立派な成人であり、企業の研修を受けたくらいでは根本的な性格までは変わらないからです。確かに研修の目的は専門スキルを学ぶことの他に、コミュニケーション能力を養うこと、自己啓発をサポートすること等も含まれます。しかしそれらはきっかけに過ぎず、生来の性格を変えるまでには至りません。ですから結論を申し上げると、採用時に振り分けることが全てなのです。雇用のミスマッチが起これば、入社後に修正することは不可能です。採用活動が会社にとって如何に重要であるのかがお分かりになるでしょう。例えば新卒の採用の場面を想像して下さい。22歳の若者とはいえ、多くの人と出会い、多様な経験を積んできたはずです。